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大型長毛種の猫のお手入れについてHome Care and Grooming for Long-Haired Cats

猫といっても猫種や個体差によって様々で、お手入れの必要性や頻度は大きく異なりますが、ここではメインクーンをはじめとする大型長毛種の猫ちゃんのお手入れについてご紹介いたします。

なお、本記事はキャットグルーマー 本多由里恵 様にご協力いただき、構成しています。

① ホームケアの重要性

定期的な爪切りと、猫に適したスリッカーやコームを正しく使用した日頃のブラッシングがとても重要です。
特に換毛期は抜け毛が増えるため、もつれ防止だけでなく、毛の飲み込み(毛球症)予防の観点からも、日々のブラッシングは欠かせません。

② ホームシャンプーについて

子猫の頃から頻繁に洗いシャンプーに慣れている場合を除き、特に長毛種や大型猫種の成猫においては、ご家庭でのシャンプーは非常に難易度が高いと感じております。
そのため個人的には、無理にご家庭で行うことはあまり推奨しておりません。
やむを得ずご自宅で行う場合は、キャットグルーマー協会の発信するYouTubeや講座などで正しい方法を学んだ上で行うことをおすすめいたします。
誤った方法でのシャンプーは、猫ちゃんに強いストレスを与えてしまうだけでなく、もつれや毛玉、皮膚トラブルの原因となる可能性があります。
なお、正しい方法で無理なく行える場合に限りますが、頻度は月に1回程度が理想です。

③ プロによるグルーミング頻度

長毛種の猫ちゃんの場合、月に1回が理想で、最低でも2ヶ月に1回のサロン利用をおすすめしております。
間隔が空いてしまうと、抜け毛や皮脂の蓄積により施術時間が長くなるほか、施術自体に慣れにくくなり、その分猫ちゃんへの負担も大きくなります。

④ シャンプーのタイミング

目安としては3〜5週間に1回程度です。
被毛が束になり始めたり、毛割れが見られる状態がシャンプーのサインです。
もつれや毛玉になってからではなく、「なる前の予防ケア」がとても重要です。

⑤ ホームケアとプロケアの違い

猫のシャンプーにおいて最も重要なのは、皮脂をしっかりと落とすことです。皮脂が残った状態では被毛が水を弾いてしまい、地肌まで十分に洗浄できないだけでなく、毛割れやもつれ、死毛の残留といったトラブルにつながります。ご家庭でのシャンプーでは、こうした理由から十分に洗浄しきれていないケースが多く見られます。

サロンでは、皮脂量や皮膚の状態に応じてクレンジング剤やシャンプーを使い分け、下洗いの段階から丁寧に複数回の洗浄を行います。
(※プロ用製品は性質が異なるため、使用には専門知識が必要です)
その後、被毛の状態に合わせて仕上げ、トリートメントでしっかりと保湿を行い、最適なコンディションへ整えます。

ドライングでは、猫に特化した静音設計の業務用ドライヤーを使用し、被毛を一本一本ブラッシングやコーミングしながら、スピーディーかつ丁寧に乾かします。乾かしの工程の中で全身の地肌をくまなく確認できるため、皮膚トラブルの早期発見にもつながります。

余分な皮脂や抜け毛をしっかり除去することで、被毛はサラサラと軽やかになり、ご自宅でのケアもしやすくなります。毛玉の予防や毛球症対策、さらにはお掃除の負担軽減にもつながります。また、足裏・肛門周り・お腹や脇などの部分カットを行うことで、日常生活の快適さや毛玉予防にもつながります。

特に大型長毛種の場合、ご家庭でシャンプーから完全乾燥まで行うと数時間を要することも多く、猫ちゃん・飼い主様双方にとって大きな負担となるケースも少なくありません。半乾きのまま終了してしまうと、もつれやフケ、皮膚トラブルの原因となる可能性があるため、「完全に乾かしきること」が非常に重要です。

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